【平成26年分 確定申告特集4】副業と確定申告
アフィリエイトや物販などの
副業をやっているサラリーマンの方から、
「自分は確定申告をするべき?それともしない方がいいの?」
といったようなご相談をよく受けます。
勤務先で給与を受け取っている場合、
副業を含めた給与以外の収入が
20万円を超えたら必ず確定申告が必要です。
(厳密に言うと、所得税の確定申告が必要です)
一つ一つの収入が20万円以上、ではなく
給与以外の収入を全て合算した額で考えるのでご注意ください。
ただ、稼いだ金額が20万円以下だから確定申告しなくていいかというと、
副業していることを会社に知られたくない場合はそうとも言い切れません。
この20万円ルールはあくまで所得税の話で、住民税については関係ないんです。
住民税も所得税と同じく、サラリーマンで年末調整を受けていれば、
会社で給与から天引きして代わりに支払ってくれます。
これを特別徴収といいます。
なので、納めるべき住民税の金額についても
普通は会社に送られてしまうわけです。
副業で稼いだ分だけ住民税の金額が増えることになりますから、
そこでバレることがあります。
よく言われているのは、
確定申告書で「自分で納付」のところにチェックをつけておくと
そのリスクが下がる、ということですね。
でもこれも自治体によって対応が異なるようですし、
絶対バレないとは言えないんですが。
逆に、住民税の通知が会社に届いても、
経理担当者が気づかなければバレません。
また、稼いだのではなく
副業で経費を突っ込んで大赤字にして
給与所得と相殺し、還付を受けようという場合。
この場合も、住民税の額が減りますから、
やはり会社にバレるリスクがありますね。
マイナンバー制度が施行されれば、
不正はもちろんこれまで以上に厳しく監視されますし、
場合によっては副業バレのリスクの度合いも
変わってくるかもしれませんね。
なんにせよ、ある程度リスクを下げる方法は
ネットでも出てくるとは思いますが、
個々の状況によっても変わってきますので、
気になる時は私共税理士に
ご相談いただければと思います。
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