源泉徴収票はなぜA6サイズなのか?

個人で、税務署では確定申告をしたけど、
県税事務所や市役所には何も届出を出していないにもかかわらず、
勝手に計算された納付書が送られてきた!
という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそも税務署や県税事務所、市役所などは、
お互いに情報のやり取りを行っています。
国、県、市、どこか一カ所でも申告にミスがあれば、
あちこちに影響が出てしまうためです。

例えば、サラリーマンの方で副業をやっていたり
複数の勤務先があるなどで確定申告をされた場合、
会社で源泉徴収票を発行してもらうはずです。
この源泉徴収票、中途半端な大きさの紙で貰うと思うんですが、
あれはA4の紙を四等分した大きさなんです。
実は同じ大きさの、同じような内容のものが4枚発行されています。
では受け取った以外の残りの3枚は、というと・・・
2枚は市役所へ送られ
(厳密にはこれは源泉徴収票ではなく「給与支払報告書」といいます)、
一定額以上の給与所得があれば税務署にも1枚送られます。

なお、税務署に源泉徴収票を送るのは
役員であれば支払総額150万円以上、
それ以外の従業員は支払総額500万円以上の時なので、
それより少ない場合は源泉徴収票が3枚綴りになっていることもあります。

例えば奥さんに複数の勤務先があって、
それぞれの会社では年収が低かったとしても
合算したら年収が103万円以上あって扶養から外れてしまうような場合、
確定申告をしないでいても、会社が人件費を経費として計上している以上は
おそらくバレていますから、後から間違いを指摘されることもあります。

この源泉徴収票はまだわかりやすい例ですが、
税務署は他にもいろんなところから情報を集めてきます。
真面目にやっておかないとびくびくすることになりそうですよね。

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