質問と答え
最近放送していないみたいですが、
子供向けアニメを見ていてものすごく引っ掛かることがありました。
そのアニメは動物や植物の「なぜ?」をわかりやすく説明するという
まあよくある感じのものだったのですが、
なにせ問題の設定がある意味で斬新で、
それが引っ掛かりの原因になっていました。
例えば、「サイにはどうして角があるの?」とか、
そういう質問を取り扱ってしまうんですよね。
サイに角がある理由・・・
簡単に思いつきませんよね。
象の鼻がなぜ長いのか、キリンの首がなぜ長いのか、
これらの質問だって明確な答えが見つかっていないのに、
サイに角がある理由を問うてしまうんですよね。
そして、そのアニメが出した理由は、
「サイの角はタンパク質でできているんだ」
「骨ではなく、皮膚の一部が硬くなったものなんだよ」
・・・それ、答えになってます?
というような調子だったので最近放送されてないんだと思うのですが、
これってどちらが悪いんでしょうね?
打合せや会議をやっていても、たまにこういうことってありますよね。
話がかみ合わない。
質問と答えとが対応していない。
これって大抵の場合、回答者の問題とされてしまうことが多いように思うのですが、
質問自体が(回答するのに)難しすぎる場合があるのかもしれませんね。
そういえば私も前の職場(監査法人)で、お偉い上司の方々に
「ちょっと、○○社ってどうなん?」
「いやー、今年も業績厳しいですね」
「そうか・・・何で?」
とか聞かれて固まってしまったことがあります。
いや、何で?って聞かれても。
景気のことを説明すればよいのか、
会社のことを説明すればよいのか。
営業のことなのか
品質のことなのか
管理のことなのか。
理由なんて絶対一つではありませんからねぇ。
でもこういう場合、理由は一つ、最悪でも二つに絞って
説明しないとダメなんですよね。
で、考えて考えて出した答えが、相手の構えたところと全然違うところで、
かみ合ってない、みたいな評価を受けた日にはがっかりでした。
確かに、サイに角がある理由として、
少なくともウソにならない回答をしようとすると
「そこにあった皮膚が硬くなったから」
ってことになりますよねぇ。
でもそんなこと聞いてるんじゃないんですよね。
言葉って難しいですね。
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