飲食店の税務調査
家の近くの串カツ屋さんによく行くのですが、
そこの大将と税務調査についての話で盛り上がりました。
飲食店は横のつながりが結構あるらしく、
そこの大将の先輩方のお店も何度もやられているそうです。
飲食店といえばよく言われるのが
「売り上げを抜く」
というやつですよね。
売上を過少に申告して、税金をごまかす。
飲食店に限らず現金商売をしているところは
この脱税をやりやすい環境にあります。
税務署も当然そのあたりはわかっていて、
ズバリそこに照準を絞った調査をしてきます。
何をするかというと、まず調査の前に
プライベートでそのお店に行きます。
そして領収証やレシートをもらう。
そして後日、その領収証やレシートを持って
税務調査にあらわれ、ちゃんと対応する売上が
記録されているかをチェックするのです。
こうすれば、売上をごまかしてるかどうかが
わかるというわけです。
次に、おしぼりや割り箸を見ます。
これを見るとだいたいの来店数がわかります。
そこにこれまただいたいの客単価をかけると、
おおよその売上がわかります。
それと実際の売上とを比較するのですね。
おしぼりや割り箸の購入代金は経費ですから、
そこを過少にする人は誰もいませんよね。
ですので、そのあたりから本当の売上を
推測するわけです。
そして最後に原価率を見ます。
ここだけの話ですが(といっても有名ですが)
飲食店の場合、食材費率でだいたい30%弱が相場、
多くても35%程度におさまるはずです。
これを大幅に超えていると、ちょっとおかしいぞ、
となってしまいます。
ちなみにそこのお店は先月の原価率が
37%ぐらいだったそうです。大将が
「ちょっとサービスしすぎた」
と言ってましたが、確かに安くておいしいです。
また行きます!
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