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電車の領収証

昨日、「河内鴨」を食べました。
河内というのは旧国名でして、
いまの大阪府の東部の地域のことです。
「河内長野」という駅が南東部にあるため
そのあたりが河内国なのかな、
と思われがちですが、
実は大阪市内の京橋あたりから東は全部
河内国だったそうです。
意外と広いですね!

そんな河内で育てられた河内鴨を
新鮮な状態で出してくれるお店が
大阪に何店舗かあるそうなのです。
初めて食べましたが、非常においしい!
しっかりと脂が乗っていて、
それでいてしつこくない。
鮮度が良いからなんでしょうか。
これは胸を張ってお勧めできます。
大阪におこしの際は
是非トライしてみてください!

よし、じゃあ河内鴨を食べに大阪行くか!
と思い立った方がいるとします。
普段は東京にお住まいなので、
新幹線で大阪までやってきたとしましょう。
あ、もちろん、大阪での打ち合わせも絡めて
ビジネス目的で大阪までやってきます。
メトロに乗って東京に、新幹線で新大阪に。
新大阪から地下鉄御堂筋線に乗り換えて
淀屋橋の目的の店まで行きます。

お店で打ち合わせをして、領収証をもらって
さあ帰ろう、と思った時に気づきました。
あ・・・新幹線の領収証が無い。
領収証をなくすこと、たまにありますよね。
こういう場合どうすれば良いのでしょうか。

実は、会計上は領収証って
必ずしも必要ではありません。
領収証をなくしてしまった場合、
例えば手書きのメモを作っておき、
何月何日に○○のためにいくら使った、と
後から見てわかるように書いておけば
それに基づいて会計入力することができます。
ただし、もちろん手書きのメモであれば
この経費は架空ではないか?
と税務署から疑われる可能性が高まるので、
それ以外の証拠も用意し
信頼性を補強する必要はあります。

さて、今回の新幹線の領収証ですが、
新幹線代は領収証が無くても
信頼性を確保しやすい出費だと思います。
大阪で打ち合わせをしたことを
(相手が誰とか、どういう話をしたとか)
ちゃんと説明できれば、大阪に行くために
交通費が必要なことは明らかですから、
その支出は手書きのメモであっても
経費として認められると考えられます。

公共の交通機関を使用した場合に、
いちいち領収証をもらうことはまれです。
この場合、自分で「交通費明細」を作って
それに基づいて必要経費を計上することが
実務的には一般的かと思います。
サラリーマンをされたことがある方なら
一度はこんな明細を経理に提出し、
交通費を精算してもらったことが
あるかと思います。

会社側ではこの明細を、こんどは
会計の入力に使っているのです。
領収証はありませんが、あくまで各人の
自己申告に基づいて経費として処理します。
領収証がない、まさに「手書きのメモ」と
同レベルなのですが、一般的には
それで経費処理して問題ありません。

というわけで、新幹線の料金についても
その明細に含めることにし、
領収証をもらわないという実務も
認められうると考えられます。
領収証をなくしたことがある方や
もらい忘れが多い方、一度ご検討くださいね。


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